耐震性の高い一戸建て住宅を新築で建てるにあたって、一番考えたのはやはり「水回り設備」ですね。水回り設備に最もこだわりが強かったというわけではなくて、建設費用の関係上、水回り設備については、最も考えざるを得なかったということなんです。
なぜ、水回り設備について、ここまで考えざるを得なかったのかと言いますと、それはまた繰り返しますが「お金」に関係するからです。ハッキリ言って、水回り設備によって全体のお金が大きく上下するんです。
だって、家の資材や構造などはそこまでお金が上下するようなものではないのですから。どのような間取りにしても、1軒家が建つのに必要な資材及び金額は、似たようなものになるのです。しかし水回り設備は違います。
水回り設備は、ひとつスペックを上げたのならば、10万円以上価格が違ってきたりしますからね。資材のグレードをひとつ下げたところで、ここまでの金額差はありませんからね。しかし水回り設備の場合は、トーンと上がってしまうのです。
しかし、「これを入れたい」という水回り設備がありますので、その辺での葛藤ですね。それに、水回り設備は生活の快適さに直結すると思いますから、「最低限の水回り設備でいい」とも言えないものなのです。ですから家づくりのなかでも、水回り設備は最も考えたところです。