乳がんの基

しこり? 痛み? 乳腺外科を受診すべき症状のチェックポイント

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女性の大敵である乳がん。最近ではメディアを通して乳がんの話題をよく聞くようになってきました。

「月に一度の乳がんセルフチェックを」
「定期的な乳がん検診の受診を」
という言葉を聞くなかで、ふとした時に感じる乳房の痛みにドキっとした経験はないでしょうか?

乳房の痛みって、乳がんの症状なのでしょうか?
すぐに乳腺外来へ行った方がいいのか、不安とともに悩んでしまいますよね。

乳がんと痛みの関係について、そして、乳腺外来を受診したほうが良い症状のチェックポイントをご紹介します。

しこり 痛み 症状

乳がんは痛くない?

実は、初期の段階の乳がんでは、乳房が痛むということはあまりありません。
しかし、がんの進行とともにさまざまな痛みを呈するため「乳がんは痛みがない」というわけではありません。

痛みを訴えて受診したところ、乳がんが見つかったという患者さんもいらっしゃいますので、痛みの有無で乳がんかどうかを判断することは危険です。

乳房の痛みの原因は?

30代~40代にかけて、周期的に乳房の痛みを訴える人が増えますが、乳房の痛みは女性ホルモンの変動に影響していることが多いです。
これはホルモンの変動により、乳腺内の血管の膨張や乳腺組織が増加するためと考えられています。

このホルモンの影響による症状=乳腺症は、病気ではありません。
もちろん、乳腺症だからといって、乳がんになりやすいということもありませんので、心配したり不安に思ったりする必要はありません。
しかし、今後も乳がんにならないというわけではないので、継続的な乳がん検診は必要です。

しこり 痛み 検診

乳腺症による痛みは、多くの場合、両方の乳房全体的が痛み、長期間ではなくいつの間にか痛みが引くとされていますが、実際には片方の乳房のある部位だけの痛みが数か月続くということもあるようです。
また、痛みだけでなく、生理前の胸が張る症状やしこりも、同様にホルモンが影響しています。

乳腺症による痛み・張り・しこりは月経周期と連動して変化します。
もし、月経周期に関係なく痛みなどの症状があって不安な方は、医療機関への受診をおすすめします。

チェックして欲しいポイント6つ

乳房に以下のような症状があった場合は、少なからず乳がんの可能性があります。恥ずかしい、忙しい、乳がんではないと思う、と言わず、迷わず乳腺外来を受診してください。

乳房 チェック 受診

乳房皮膚のへこみ、ひきつれ、またはキメの変化はありませんか?

乳房の皮膚にえくぼ(へこみ、ひきつれ)ができたり、ガサガサした硬い部分ができたり、オレンジの皮のようになったりしている

乳首の向きや高さが変わるなどの変化はありませんか?

乳首が陥没している、向きが変わっている、左右の乳首の高さが異なっている

乳首からの分泌物はありませんか?

乳首を軽くつまんだとき、血液が混じったような分泌物が出る

乳房に腫れや赤み、熱感はありませんか?

乳房が赤っぽくなって浮腫んだように腫れていたり、熱っぽく感じたりする

乳頭、乳輪のただれはありませんか?

乳頭や乳輪部に、湿疹やただれができていたり、かさぶたとただれを繰り返したりしている

乳房やわきの下にしこりはありませんか?

乳房の表面にしこりやこぶがある、わきの下に腫れがある

乳がん以外の癌でも、多くの場合はしこりができます。
しかし、身体の中にできるがんのしこりは触ることができないため、初期の段階で、自分で見つけることはできません。

乳がんは身体の表面にあって、かつやわらかいためその中にあるしこりを自分で触って見つけることができるのです。
自分で早期発見できる数少ないがん、乳がん。
自分の大事な身体の変化には、自分が一番早く気付いてあげたいですね。

チェックポイントに該当しない場合でも・・・

「なんとなく、乳がんが心配」
「1年以上乳がん検診を受けていない」
そんな場合は、自覚症状がなくても、気兼ねなく医療機関に行き、乳がん検診を受診しましょう。

現在、日本女性の11人に1人が乳がんに罹患すると言われています。
乳がんは身近な病気だと知ってください。

乳がんの罹患率は、30歳を過ぎた頃から増え始めます。
その後右肩上がりに患者数は増え、第1次ピークが45~49歳、第2次ピークが60代にやってきます。
30歳以降は、1年に1回の乳がん検診を受けることが望ましいでしょう。

乳がん患者は増加傾向にある

日本人女性の罹患率は、2000年ごろは20~25人に1人と言われていました。
2010年には12人に1人、2018年には11人に1人と急増しています。
様々なライフスタイルの変化が乳がんのリスクを増やしており、乳がんを100%予防する方法はないのが現状なのです。

欧米の乳がん罹患率は8人に1人と言われ、日本よりも高くなっています。
しかし積極的なピンクリボン活動により乳がん検診受診率が高まり(日本の乳がん検診受診率は3割程度、欧米は6~8割)、その結果、乳がんによる死亡率は近年減少傾向にあります。

乳がん ピンクリボン

先進諸国では数少ない、乳がんによる死亡率が上昇し続けている国、日本。
早期治療で治せるがんだからこそ、早期発見につながる乳がん検診を受けることがとても大切です。
忙しい、怖い、恥ずかしい、という理由で乳がん検診の受診をしない女性が多いため、日本の乳がん死亡率は上昇を続けているのです。

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宇都宮セントラルクリニックブレストセンターは、乳がん健診をはじめとした、乳腺に関する疾患を専門に扱う女性専用の乳腺外来です。

日本ではまだ少ない3Dマンモグラフィー(トモシンセシス)や、乳房専用PET検査装置であるPEMやABVS・Volparaなどを導入し、精度・信頼性ともに高い世界水準の乳がん検診を、患者さまに負担をかけずに行うことができます。

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